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【キャンプ初心者向け】ペグの種類、オススメや選び方、打ち方も解説

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こんにちは、『ハイらぼ』管理人のたき火ちゃんです。

キャンプって長く続けれれる魅力的な趣味の一つですが、長く続けるにあたって是非こだわって欲しいのがペグです。

キャンプ場には海や山や川の近くでも地面の硬さや状態に差があったりします。

また、キャンプを長年続けていると、天気が良い日ばかりではなく、時には雨や雪が降る日にあたったり、風が強い日にあたったりしてしまう事もあります。

特に風が強い日だとテントやタープが風を受けてしまい、最悪テントが倒壊してペグが抜けてケガをしてしまったり、周りの人にケガをさせてしまう可能性もあるので、状況に合わせたペグのチョイスには十分注意が必要です。

液体燃料を使っているランタンがテントやタープの倒壊で、倒れて火事になってしまったりなど、とても重大な事故や災難が発生してしまうリスクもあります。

そのようなリスクを回避する為に、風向きに対してテントを張る向きはもちろんの事、テントやタープをしっかりと固定するペグや打ち方にはこだわりを持つ事が必要です。

我が家もキャンプ場の地面の状態や天候によってテントの向きはもちろん、使用するペグも状況によって変えて使用しています。

そこで今回は、キャンプ初心者向けのテーマとしてペグの種類、選び方、オススメや打ち方も解説していきますので是非参考にしてみて下さい。

向かって左が鍛造ペグ、向かって右がチタンペグ
筆者撮影

※上記画像:向かって左が鍛造ペグ、向かって右がチタンペグ

目次

この記事はこんな人におすすめ

この記事はこんな人におすすめ!

  • これからキャンプ道具を揃えようとしている人
  • キャンプ初心者の人
  • ペグの買い替えに悩んでいる人

テントを張る向きってどうすればいいの?

焚き火の煙もテントから遠ざかるように風下に流れている
筆者撮影

※画像:焚き火の煙がテントから遠ざかるように風下に流れている。

基本的に風が強い日は、テントが風を受けにくいように風下にテントの入口を向けて張る事をお勧めします。

入り口側に背を向けて座る場合がほとんどなので、焚き火の炎も風下に流れるので煙たくなることもなく安心です。

ペグの種類

ペグの素材

まずは素材別にペグの特徴を解説していきます。

キャンプ用のペグは、素材や形状によって特徴や向いている地面が異なります。

ペグの素材には、プラスチック、アルミ、鉄、ジュラルミン、ステンレス、チタンなどがあります。

それぞれの素材の特徴は以下の通りです

素 材主 な 特 徴
プラスチックとても軽くて安価な素材で、砂浜や雪上などの柔らかい地面に向いています。しかし、熱に弱くて折れやすいので、硬い地面には不向きです。
アルミ軽くて安価な素材で、さまざまな形状のペグに使われます。しかし、強度が低くて曲がりやすいので注意が必要です。

(スチール・鋳造・鍛造
重くて丈夫な素材で、固い地面でも刺さりやすいです。しかし、錆びやすいのでメンテナンスが必要です。商品によっては特殊な塗装を施して錆びにくくしている物もあります。製造方法や合金にすることによって特徴に差があります。
ジュラルミンアルミニウム合金の一種で、アルミよりも軽くて鉄よりも強いです。コスパが高くて人気の素材です。
ステンレス鉄にクロムやニッケルなどの金属を加えて作られた合金で、強度が高く、錆びにくいのが最大のメリットです。汚れや水分に強く、長く美しく使えます。ただし、水垢が目立ちやすいので、水洗いした後は乾燥させたり拭き取ったりする必要があります。重量は鉄製ペグと同程度で、一本あたりの価格は高いのが難点です。
チタンサビにくくて丈夫な素材で、長く使えます。軽量で持ち運びやすいですが、値段が高いのが難点です。バーナーで炙ると色が青く変わります。
ハイらぼ作成
チタンペグをバーナーで炙ると綺麗なチタンブルーに変色
筆者撮影
てんと君

チタンのペグ、焼いて色が変わるとチタンブルー、車やバイクのチタンマフラーが熱を受けて青くなるのと同じだよ。

鉄ペグの種類

鉄のペグは主に下記の種類に分けられます。製造工程や合金にすることで特徴に差があります。

鉄ペグの種類主 な 特 徴
スチール鋳造ペグの一種で、溶かした鉄を型に流し込んで作られます。軽くて安価なのがメリットですが、強度が低くて曲がりやすいのがデメリットです。錆びやすいのでメンテナンスが必要です。
鋳造鉄以外の金属を溶かして型に流し込んで作られます。アルミやジュラルミンなどが使われます。軽くてコスパが高いのがメリットですが、強度が低くて曲がりやすいのがデメリットです。錆びにくいですが、熱に弱いです 。
鍛造鉄を高温にして叩いて形を作る製法で作られます。叩くことで不純物が除かれて強度が高まります。頑丈で長持ちするのがメリットですが、重くて高価なのがデメリットです。錆びにくいですが、完全に防げるわけではありません。
ハイらぼ作成

ペグの形状

ペグの形状には、ピン(丸)、楕円、ネイル、V字、U字、X・Y字、ネイル、スクリューなどがあります。

それぞれの特徴は下記です。

ペグの形状主 な 特 徴
ピン(丸型)テントやタープの付属ペグとして最も多い形状です。ヘッドの部分がフック状や円型になっています。一般的な地面には使えますが、硬い地面では刺さりにくく、柔らかい地面では抜けやすいです。
楕円型鍛造ペグに多い形状です。砂利や砂などの硬い地面でも打ち込める耐久性抜群のペグです。地面で回転することなくしっかりと固定されるよう、楕円形に設計されているのが特徴です。抜くときに90度回してから抜くと簡単に抜けます。
ネイル型ヘッドと先端が一直線になっているペグです。ハンマーで叩いた衝撃が伝わりやすく、石まじりの硬い地面でもペグを打ちやすいです。
U型ペグの断面がU字になっている形状です。砂浜や雪上などの柔らかい地面に向いています。V字ペグと同様にスタッキングができますが、ヘッドの形状によってはハンマーで打つ際に注意が必要です。
V型ペグの断面がV字になっている形状です。地面に接する面積が大きいので、抜けにくいです。スタッキング(ペグ同士を重ね合わせること)ができるので、収納や持ち運びに便利です。
X・Y型ペグの断面がそれぞれX・Y字になっている形状です。V字ペグよりも頑丈ですが、スタッキングはできません。一般的な地面には使えますが、柔らかい地面では抜けやすいです。
スクリュー型ネジのような形をしたペグです。ハンマーで打つと、螺旋状に地面に刺さっていきます。又は手で回しながら抜き差しします。接触面積が広く抜けにくいので、砂浜や雪上などの柔らかい地面に向いています。
ハイらぼ作成

ペグの長さ

ペグの長さ一般的に主な使い方
15~20cm短めソロテント、スカート、グランドシート、陣幕など
25~30cm標準ソロ~大型テント、タープ、陣幕など
35cm以上長め中型~大型テント、タープなど
ハイらぼ作成

標準的な長さは25~30cmと言われています。

長い方が地中での接触面積が大きいので抜けにくくなります。

風が強い時や、地面が柔らかい場合は少し長めの方が安心です。

例えば、使っているテントは「ソロテント」で、良く行くキャンププサイトが「石の多いサイト」で、「いつも車でキャンプに行くので重さは関係ない」、「撤収は楽な方が良い」、「少しでも抜けにくい方が良い」
のであれば鍛造の楕円型の25~30cmが良いと思います。

ペグの選び方

基本的にはテントを張る地面の種類で素材・形状・長さを選びます。

そのうえで、「荷物をコンパクト化したい」、「荷物を軽量化したい」、「毎回、車でキャンプに行くので重さは関係ない」などを加味して選びます。

私たちは、砂浜でキャンプする事はあまりないという事と、6人用のドームとシェルター、ソロとデュオだとフューチャーフォックスのTCパップテントと、テントファクトリーの180Vが、メインテントなので、一般的~硬い地面用には、丈夫で長持ちの軽いチタンの丸型の25㎝を20本、石が多めの地面硬い、柔らかい地面用(チタンペグが回転してしまう地面)として鍛造の楕円型28㎝を20本、40㎝を6本、が良く使用するペグです。

テント購入時に付属していた丸型のピンペグ
筆者撮影

※上記画像:テント購入時に付属していた丸型のピンペグ

スチールの丸型ペグ数十本とプラスチックペグも数十本所有していますが、スチールの丸型ペグはテントのスカートやテントのグランドシートに数本使うくらいで、殆ど使ってません。

自分が使っているテントの大きさや、良く行くキャンプ場の地面の状況を考えて、ペグの素材・形状・長さを決めて選んでみましょう!

おすすめのペグ

画像の上側が鍛造ペグ、下側がチタンペグ
筆者撮影

※画像の上側が鍛造ペグ、下側がチタンペグ

ちなみに私たちは、現状の装備ではチタンペグと鍛造ペグを使いわけています。

てんと君

てんと君がオススメするペグは下記だよ。

【チタンペグ】

【鍛造ペグ】

【鋳造Vペグ】

たき火ちゃん

キツツキペグは、スタッキング出来て抜けにくい構造なのが、ポイントなんだね。デザインもカッコイイ!!

ペグの打ち方

ペグの基本的な打ち方

チタンペグの正しい角度での打ち込みシーン
筆者撮影

キャンプ場で、ほぼ垂直で打ち込んでいる初心者の人をたまにみかけますが、それだと風にあおられたり、足に引っ掛けたりするとすぐ抜けてしまいます。

抜けにくい角度としては、50~60度くらいで打ち込むのがおすすめです。

てんと君

自分的には50度くらいがベストじゃないかなぁー

パグハンマーを使ってしっかりと打ち込みます。

筆者愛用のタラスプルバのペグハンマー
筆者撮影

私たちが愛用しているハンマーはタラスプルバのハンマーです。

たき火ちゃん

デザインも男前でおすすめだよ!

風が強くなってきた時の対処法

テントへの対処法

風上側のみ、ペグを2本使ってクロスさせて打ち込んで耐風性を増す
筆者撮影

・風上側のみ、ペグを2本使ってクロスさせて打ち込んで耐風性を増す。

打ち込んだペグにパラコードを短くつけて、ペグが起き上がらない様に同一方向にペグをもう1本打ち込む
筆者撮影

・打ち込んだペグにパラコードを短くつけて、ペグが起き上がらない様に同一方向にペグをもう1本打ち込む

隙間風の対処

特に冬場は、隙間風を防ぐためにスカート部分もペグ打ちします。(私たちはスカート部分やグランドシートにはテンションが掛からないので、テントに付属していたスチール製のピンペグを使用しています。)

タープでの対処

テント連結のタープのメイン部分の6か所(先端2か所+角4か所)を40cmペグに交換して耐風性を増す。

たき火ちゃん

クロスさせて打ち込むと耐風強度アップ出来るよ!

ロングペグのちょっと変わった使い方

ペグで作った薪スタンド
筆者撮影
ロングペグを薪スタンドとして使う

薪の両端より内側5㎝ぐらいの所に2本ずつ(計4本)クロスさせて打ち込んで薪置き場として使用

てんと君

これは薪スタンド持って行かなくて済むから、荷物減らしにもなるよ!

おすすめの収納ケース

私たちが愛用している収納は藤原産業のバカットバックです。

デメリット的な事は合成繊維なので火器や薬品には弱いです。

でも、焚き火のそばに置く事さえしなければいいので、とても使いやすくお手頃価格で気に入ってます。

デザインもカーボン調で水や汚れに強く、クッション性もあるので精密工具を入れるのにも適しています。

元々は工具入れなので重い物を入れる想定で作られているので、とても丈夫で中身も取り出しやすく、ベルトで締めるようになっているので、中に入れたものが暴れる事もなくとても工夫されて作られているバックです。

蓋の部分も、きちっと閉じるので重みで隙間が空いてペグがこぼれ落ちる事も無いのでお勧めです。

私たちはバカットバックにタラスプルバのハンマー1本、チタンペグ25cmが20本、鍛造ペグ28cmが20本、スチールのピンペグ12本、予備のパラコード、カラビナ6個を収納してます。

38cmのペグを持ち出す場合は、大き目のを使ってます。

今回はペグの記事なので関係ありませんが、バカットバックには長いタイプもあるのでポール入れに使用してます。

バックのデザインもペグ入れやロングペグと手斧入れ揃うのでこの3サイズを所有してます。

まとめ

筆者愛用品のペグとハンマー
筆者撮影

キャンプ初心者向けのテーマとしてペグの種類、オススメや選び方、打ち方の解説はいかがでしたか?

キャンプ場の地面の状態や天候によって、素材や形状や長さなどを自分のテントに合わせて検討すれば、ペグの買い物の失敗は無くなると思います。

ネットで検索すると魅力的なペグが沢山出てきて楽しくなります。

皆さんも、ペグ選びを楽しんで、迷った時は参考までにして頂きお役に立てれば嬉しいです。

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この記事を書いた人

▼出身:仙台
▼拠点:東京⇔那須【2018年9月~DuaiLife】
▼職業:ハイらぼ管理人・主婦
▼相方:てんと君【キャンプ歴約35年】会社員・お小遣いキャンパー
▼キャンプブログ「ハイらぼ」について
●月間 PV数:約18万PV
●2023年 9月:「ハイらぼ」開設・記事初投稿
●2023年10月:Xアカウント開設
●2024年 2月:ソトシル公式メディア提携
●2024年 9月末:ソトシルサービス終了
●Xフォロワー:約3,000人

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