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こんにちは、『ハイらぼ』管理人のたき火ちゃんです。
今回は、キャンプに欠かせないアイテムのひとつであるオピネルナイフの魅力と選び方についてご紹介したいと思います。
オピネルナイフは、フランスの老舗メーカーが作る折りたたみ式のナイフで、130年以上の歴史があります。
シンプルで美しいデザイン、頑丈で機能的な刃、コスパの高さなど、多くのキャンパーに愛されているナイフです。
しかし、オピネルナイフにはサイズや素材の違い、手入れ方法など、知っておくとより使いやすくなるポイントがたくさんあります。
そこで、この記事では、オピネルナイフの種類と魅力~カーボン刃の防錆方法も徹底解説していきます。
オピネルナイフはこんなキャンパーさんにおすすめ
オピネルナイフは、どんなキャンパーさんにもおすすめできるナイフですが、特に以下のような方にぴったりです。
- シンプルで美しいデザインのナイフが好きな方
- コスパの高いナイフを探している方
- 用途に合わせてサイズや素材を選びたい方
- 折りたたみ式で安全に持ち運びたい方
- ナイフの手入れにこだわりたい方
オピネルナイフは、これらの要望をすべて満たすことができるナイフです。
次の項目では、オピネルナイフの背景にあるブランドの歴史や会社について詳しく見ていきましょう。
オピネルとは?ブランドの歴史について
オピネルは、1890年にフランスのサヴォワ山中にある小さな村で、ジョセフ・オピネルが開発したナイフブランドです。
ジョセフは、自分の工房で木製の柄とカーボンスチールの刃を組み合わせた折りたたみ式のナイフを作り始めました。
そのナイフは、開発者の名前にちなんでオピネルと名づけられました。
1897年には、No.01からNo.12までの12種類のサイズで展開しました。
その後も、ジョセフの息子や孫たちが引き継いで、オピネルのナイフは進化を続けました。
1955年には、ジョセフの息子であるマルセルが、使用中でも持ち運び中でも刃をしっかりと固定できる「ビロブロック」と呼ばれるセーフティリングを開発しました。
その画期的な機能は、現在でも引き継がれています。
1985年には、ロンドンのヴィクトリア&アルバート美術館の「世界の美品100特選」に選ばれたほか、ニューヨーク近代美術館目録にもその名を連ね、1989年にはラルース百科事典に後世に残したい品として掲載されています。
130年以上の間、オピネルは自然愛好家、料理人、登山家、ガーデナー、有名な芸術家や冒険家をはじめ、世界中のさまざまな人に愛され、選ばれています。
なかでも、芸術家のパブロ・ピカソが彫刻や鉛筆を削るために愛用していたという話は有名です。
オピネルは、現在でもフランスのサヴォワ地方で、伝統的な製法と最新の技術を融合させて、高品質なナイフを作り続けています。
オピネルのナイフは、シンプルで美しいデザイン、頑丈で機能的な刃、コスパの高さなど、多くの魅力を持っています。
次の項目では、オピネルのナイフの種類について見ていきましょう。
ちなみにピカソの本当のフルネームってめっちゃ長いんだよー
オラは言えるけどね
オピネルナイフの種類
オピネルのナイフには、家庭用・ガーデニング用・カトラリーなど様々な用途に合わせたラインが展開されています。
今回は中でもアウトドアで使用できるナイフを5種類紹介します。
TRADITION
※画像出典:OPINEL
オピネルのナイフは、刃、ハンドル、固定口金、リベット、ビロブロックの5つで構成されています。
- 柔らかな曲線を描く刃には、開きやすくするためのタブと、「OPINELのロゴ」「王冠を頂く手」「INOX」の刻印があります。
- 堅牢な強度を保つ固定口金
- 握りやすい形状の木製ハンドル
- ナイフをしっかり固定するためのリベット
- 使用するときも持ち運ぶときも安全に刃をロックするセーフティリングのビロブロック
TRADITIONはオピネルを代表する折りたたみ式ナイフのシリーズです。
マルチに使いやすく、アウトドアや工作などで活躍する軽量でコンパクトなモデルとなっています。
サイズによって価格は異なりますが、2,500~4,000円前後で購入できます。
全部33アイテムで構成されています。
中でもNo.08は手になじみやすく使いやすいと、大変な人気です。
No.08はシャープな8.5cmの刃と、9cmの持ちやすいハンドル、重量約45gの軽さが特徴です。
オピネルと言えばコレだね~
KITCHEN/OUTDOOR
KITCHEN/OUTDOORシリーズは、アウトドアでの調理・食事に役立つアイテムが揃っているシリーズです。
ナイフに取り付け可能なカトラリーやキノコ狩り、皮剥きや殻剥きに適したアイテムなどがあります。
カービングホークが特にカッコいい!ナイフとお揃いにしたくなる―
MULTIFUNCTION
MULTIFUNCTIONはDIYやアウトドア、緊急時など幅広い用途で使いやすいモデルが揃っているシリーズです。
木製の柄ではなく、ポリアミドの柄を使用し、ホイッスルやドライバーパーツを備えるなど機能性が高くなっています。
KIDS
KIDSはその名の通り、子どもたちの「はじめての1本」としてオススメの入門用シリーズです。
刃先が丸くなっていたり、指用のプロテクターをセットにしているなど、安全性に考慮されたアイテムとなっています。
また、カラフルな柄や動物のモチーフが可愛らしいです。
子どもたちにナイフの使い方や手入れの仕方を教えるのに最適なモデルです。
OUTDOOR
OUTDOORは、アウトドアでの活動に特化したモデルが揃っているシリーズです。
ナイフの刃はサンドビック社製のステンレススチールで、錆びにくく、切れ味が長持ちします。
また、柄は耐水性や耐衝撃性に優れたファイバーグラス製で、滑りにくくなっています。
さらに、ホイッスルやシャックルキー、コルクスクリューなどの機能を備えたモデルもあります。
アウトドアでのサバイバルや冒険に欠かせないモデルです。
以上がオピネルナイフの種類についての紹介でした。
オピネルナイフは、サイズや素材、機能などによって様々なバリエーションがありますので、自分の用途や好みに合わせて選ぶことができます。
次の項目では、オピネルナイフの仕様と特徴について見ていきましょう。
オピネルナイフの仕様と特徴
オピネルナイフの仕様と特徴については、主に以下の3点に分けられます。
- 刃の素材
- 柄の素材
- ビロブロック
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
刃の素材
オピネルナイフの刃の素材には、カーボンスチールとステンレススチールの2種類があります。
それぞれにメリットとデメリットがありますので、自分の好みや用途に合わせて選ぶことが大切です。
カーボンスチール
カーボンスチールは、炭素の含有量が高い鋼のことで、切れ味が良く、研ぎやすいという特徴があります。
オピネルのは、炭素の含有量が0.9%と高く、硬度が高いので、切れ味が長持ちします。
また、使い込むほどに刃に黒錆が付き、独特の味わいが出ます。
特に木工や工作などに適しています。
デメリットは、錆びやすいということです。
水分や酸に触れると錆びやすくなりますので、使用後は必ず水洗いして乾かし、油を塗って保管する必要があります。
また、食品に触れると金属臭が移ることがありますので、食事にはあまり向いていません。
ステンレススチール
ステンレススチールは、クロムやニッケルなどの合金元素を加えた鋼のことで、錆びにくく、耐久性が高いという特徴があります。
サンドビック社製の12C27Mという素材を使用しており、クロムの含有量が18%と高く、錆びに強いです。
また、切れ味も良く、研ぎやすく、アウトドアや調理などにも適しています。
デメリットは、カーボンスチールに比べて硬度が低いということです。
切れ味が落ちやすくなりますので、定期的に研ぐ必要があります。
また、カーボンスチールのように味わいが出ないということもあります。
柄の素材
オピネルナイフの柄の素材には、主に以下の8種類があります。
- ビーチ
- オーク
- ウォールナット
- オリーブ
- チャスナッツ
- ブビンガ
- カーリーバーチ
- ガラス繊維強化ポリアミド
それぞれについて見ていきましょう。
ビーチ(ブナ)
ビーチ(ブナ)は、フランスのサヴォワ地方で育った木で、明るい色合いと美しい木目が特徴です。
また、硬くて丈夫で、加工しやすいという利点があります。
シンプルで美しいオピネルのデザインを引き立てる素材です。
オーク
オークは、オピネルの高級感のある柄の素材で、フランスのブルゴーニュ地方で育った木で、深い色合いと豊かな木目が特徴です。
また、硬くて丈夫で、耐久性が高いという利点があります。
オピネルの高級感と重厚感を演出する素材です。
ビーチに比べて希少な木であり、価格も高くなります。
ウォールナット
ウォールナットは、フランスのドーフィネ地方で育った木で、暗い色合いと繊細な木目が特徴です。
また、硬くて丈夫で、耐久性が高いという利点があります。
オピネルの上品さと落ち着きを表現する素材です。
ビーチやオークに比べて希少な木であり、価格も高くなります。
シデ
シデ材は、葉脈が少なく木色の薄いフランス産でカラータイプの柄の水性塗装の発色をよくする為、採用されています。
水性塗料で塗装した後、ハンドルには「OPINELのロゴ」と「SAVOIE-FRANCE」の文字が記され、湿気や汚れから保護するために透明のニスで仕上げられています。
オリーブ
オリーブは、特徴的な木目が変化に富んで美しく、表面が滑らかで手によく馴染みます。
抗菌作用にも優れており、使い込むほどに味わい深くなっていくのも特徴です。
「平和」や「知恵」の花言葉を持ち、ギリシャ神話や旧約聖書にもたびたび登場しては「神聖な樹木」として崇められてきました。
希少価値の高い木材はその風合いを楽しめるよう、ハンドルにワックスを塗り、研磨加工を施して仕上げています。
食器とか、カッティングボードとかとオリーブ素材で揃えたらお洒落だねー
チェスナッツ
チェスナッツ材は、明るく均一な色と細かく規則的な木目が特徴です。
防虫・防腐効果のあるタンニンが多く含まれているため、耐久性の高く、時間が経っても非常に強い抵抗力を備えています。
ブビンガ
ブビンガ材はアフリカ産の代表的な木材です。
幹の直径が最大で3mにもなる巨木で、現地では「神様が宿る木」として崇拝されてきました。
非常に重硬で、強度があり、耐久性に優れます。外皮近くは淡黄色の色調を帯び、内側は赤褐色や赤色となっています。
伐採したては軽やかな赤系の色を帯びていますが、経年変化により、深い色調に変化していきます。
カーリーバーチ
フィンランドの森で育ったカーリーバーチが使用されています。
カーリーバーチとは、ヨーロッパの限られた地域にのみ自生する白樺の一種で、木製大理石とも称される波打つような美しい木目が特徴です。
硬く耐久性に優れているため、船舶や高級車の室内装飾に使用されることもあります。
ガラス繊維強化ポリアミド
ポリアミドは、オピネルの機能性の高い柄の素材で、MULTIFUNCTIONシリーズやOUTDOORシリーズなどに使用されています。
合成樹脂の一種で、衝撃に強く、耐水性と耐熱性に優れた素材です。
-40℃から80℃までと極端な温度変化への耐性があります。
また、滑りにくくなっており、握りやすいという利点があります。
ポリアミドは、オピネルの機能性と耐久性を高める素材です。
ポリアミドのデメリットは、木製の柄に比べて見た目が安っぽいということです。
ポリアミドは、合成樹脂であるため、木製の柄のような自然な風合いがありません。
また、木製の柄に比べて重いということもあります。
ハンドル底面には付属機能を付けています。
ホイッスル付のナイフは、ピーレス構造(コルク玉不使用)のため全天候で機能します。音圧は110デジベル。
ドライバー付のナイフは、マイナスドライバー(4mmネジ)、プラスドライバー(3.5~5mmネジ)です。
ビロブロック
ビロブロックは、オピネルのナイフに付いているセーフティリングのことで、1955年にマルセル・オピネルが開発した画期的な機能です。
ナイフの柄の根元にある金属のリングで、回転させることで刃を固定したり、解除したりできます。
この機能により、オピネルのナイフは、使用中でも持ち運び中でも刃が開いたり閉じたりしないように安全に使えるようになりました。
オピネルのナイフの特徴のひとつであり、オピネルのロゴにもなっています。
ビロブロックは、オピネルのナイフの信頼性と安全性を高める素晴らしい機能です。
以上が仕様と特徴についての紹介でした。
オピネルナイフは、刃の素材や柄の素材、ビロブロックなどによって、様々な魅力を持っています。
次の項目では、オピネルナイフのカーボンタイプの錆を予防する黒錆加工の方法について見ていきましょう。
カーボンタイプへの黒錆加工の方法
オピネルナイフのカーボンタイプは、切れ味が良く、研ぎやすいというメリットがありますが、錆びやすいというデメリットもあります。
そこで、錆びや汚れを防ぐために、カーボンタイプの刃に黒錆加工を施す方法があります。
黒錆加工とは、刃に人工的に錆を付けて、錆の層を作ることで、刃を保護する方法です。
加工をすると、刃の色が黒くなり、独特の味わいが出ます。
方法は、以下の通りです。
用意するもの
- オピネルナイフのカーボンタイプ
- 酢
- 塩
- 水
- ボウル
- ペーパータオル
- キッチンペーパー
- オイル
手順
ボウルに酢と塩を混ぜて、酢水を作ります。
酢と塩の比率は、酢:塩=100:1くらいで大丈夫です。
オピネルナイフの刃を酢水に浸します。
刃だけでなく、柄の根元にあるビロブロックも浸します。
浸す時間は、好みによりますが、30分から1時間くらいが目安です。
浸す時間が長いほど、刃の色が濃くなります。
酢水から取り出したら、ペーパータオルで刃を拭きます。
拭くと、刃に黒い錆が付いているのが分かります。
この錆が、刃を保護する層になります。
キッチンペーパーにオイルを少量つけて、刃に塗ります。
オイルは、錆の層をさらに強化し、水分や酸に対する耐性を高めます。
食用油やミネラルオイルなどがおすすめです。
オイルを塗ったら、キッチンペーパーで余分なオイルを拭き取ります。
これで、黒錆加工は完了です。
以上がオピネルナイフのカーボンタイプへの黒錆加工の方法でした。
黒錆加工をすると、オピネルナイフのカーボンタイプは、錆びにくく、汚れにくくなります。
また、刃の色が黒くなることで、オピネルナイフのカーボンタイプの持つ独特の味わいが増します。
黒錆加工は、オピネルナイフのカーボンタイプの魅力を引き出す方法です。
次の項目では、オピネルナイフを実際に使ってみた感想について見ていきましょう。
キャンプ芸人のヒロシさんも、オピネルのカーボン刃に黒錆加工してたなぁー
実際に使ってみた感想
私達は、実物の大きさを確認したうえで、NO.8は少し小さく感じたので、ひとつ大きいステンレスのNO.9を愛用してます。
実際に使った感想をまとめてみました。
気に入った点
- 刃が鋭くて切れ味が良い。木の枝や紙、食材などをスムーズに切ることができた。
- ビロブロックというロック機能があって安全。刃を開いたり閉じたりするときに回すだけで固定できるので、誤って刃が動いて怪我をする心配がない。
- 柄が木製で手に馴染む。滑りにくくて握りやすいし、使っていくうちに自分の手に合わせて変化していくのが楽しい。
- サイズや種類が豊富で選びやすい。自分の用途や好みに合わせて、刃の素材や長さ、柄の色やデザインなどを選べるのが嬉しい。
- コスパが良い。高品質なナイフなのに、2,000円から4,000円ほどで買えるので、コスパが高いと感じた。
気になった点
- カーボンスチールの刃は錆びやすい。水分や酸に触れるとすぐに錆びてしまうので、使用後は水気を拭き取ってオイルを塗るなどのメンテナンスが必要。
- 刃が固いときがある。特に新品のときや寒いときは、刃を開くのに力がはいることがあった。柄の根元を叩いたり、温めたりすると開きやすくなるというコツがあるらしい。
- バトニング(薪割り)には向かない。刃が細くて薄いので、バトニングには不向き。刃が曲がったり折れたりする可能性があるので、やらない方が良い。バトニングは普通にフルタングのナイフで行ってください。
あたちは手が小さいけどNO.9が使いやすかったよー
Amazonのレビュー状況
オピネルナイフは、Amazonでも多くのレビューが寄せられています。
以下は、オピネルの代表的な商品である「ステンレススチール No.08」のレビュー状況です。
- レビュー件数:1,015件
- 平均評価:4.7 / 5
- 5つ星の割合:83%
- 4つ星の割合:11%
- 3つ星の割合:3%
- 2つ星の割合:1%
- 1つ星の割合:2%
レビューの内容を見ると、多くの人が切れ味やデザイン、コスパなどに満足していることが分かります。
一方で、刃が固いときの対処法やメンテナンス方法などについての質問や不満も見られます。
また、一部の人は偽物だったというトラブルに遭遇している方もいるようなので、気を付けましょう。
まとめ
オピネルナイフは、フランスの伝統的なナイフで、アウトドアやキャンプにも最適なナイフです。
切れ味が良くて安全でコスパが高いのが魅力ですが、カーボンスチールの刃は錆びやすく、黒錆加工をお勧めします。
Amazonでは、多くの人が高評価をつけていますが、一部の人は商品の到着や品質に問題があったというレビューもあります。
つわものクラスになるとオピネルハンドルに名栗加工を施して自分流にお洒落にカスタムしちゃうキャンパーさんもいます。
1本は持っておきたいおススメできるアイテムなので、自分に合ったサイズや種類のオピネルナイフを選んで、楽しく使ってみましょう。
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