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武井パープルストーブ501Aは冬キャンプに最適な灯油式ストーブ

Takei Purple Stove 501A
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こんにちは、『ハイらぼ』管理人のたき火ちゃんです。

自分のキャンプレベルを上げる為に今年こそは、冬キャンプにチャレンジしたい!と思っている、こだわりキャンパーさんに超おすすめのアイテムのご紹介です。

今回は、私達が長年愛用している武井パープルストーブ501Aについて、使ってみた感想やメリット、デメリットなどを詳しくレビューしたいと思います。

武井パープルストーブ501Aは、灯油を燃料とするコンパクトで高火力なストーブで、冬キャンプの相棒として、いつも大活躍してくれます。

この記事を読んで、武井パープルストーブ501Aの魅力について知っていただければ嬉しいです。

目次

武井パープルストーブ501Aはこんな人にオススメ

武井パープルストーブ501Aはこんな人にオススメ

  • コンパクトで暖かいストーブを使いたい人
  • 歴史のあるこだわりのギアが好きな人
  • 手間のかかるギアを使いこなす事に喜びを感じられる人

武井パープルストーブ501Aとは?

筆者採用のパープルストーブ501Aを使ってのソロキャンプ
筆者撮影

武井パープルストーブ501Aは、武井バーナー製造株式会社が昭和3年から作り続けている灯油式ストーブの一つです。

武井バーナーは、灯油を燃料とするストーブに絶対的な自信を持っており、安価で安全で扱いやすい灯油を使って、強火力を安定して維持できるストーブを開発しています。

パープルストーブには、101Cセット、301Aセット、501Aセットの3種類のラインナップがあります。

それぞれ、タンクの容量や圧力計の有無などが異なりますが、熱量は同じです。

私達が長年愛用している武井パープルストーブ501Aは、その中でも最大のサイズで、燃料タンクの容量は2.8リットルで、連続で約8時間も使用できます。

最大出力は5,000kcal/hで、水1リットルを夏は約2分、冬は約4分で沸騰させることができます。

火入れ時に見られる紫色の炎が、パープルストーブという名前の由来です。

武井パープルストーブ501Aは、ストーブ本体とヒーターのセットで販売されています。

ストーブ本体は、真鍮製のタンクと鉄製のボディで構成されており、レトロで無骨なデザインが特徴です。

ヒーターは、ガラス製の筒状の部品で、ストーブ本体の上に取り付けることで、暖房器具として使えます。

ヒーターのガラスは、雨や雪にふれても割れにくい作りになっています。

また、オプションで五徳や接続金具などのパーツも販売されており、ポンピングを楽にするプチカスタムを施したり、五徳を使えば調理器具としても使えます。

同社の公式ウェブサイトはから製品の詳細や購入方法などが確認できます。

品 番BC-101101CセットBR-301301AセットBR-501501Aセット
画 像takei-purple-stove-bc101takei-purple-stove-101c-settakei-purple-stove-br301takei-purple-stove-301a-settakei-purple-stove-br501takei-purple-stove-501a-set
標準小売価格50,000円55,000円70,000円80,000円90,000円100,000円
寸法(mm)125×180125×245160×190160×330190×260190×370
重 量0.8kg0.95kg1.2kg1.8kg1.9kg2.5kg
タンク容量0.5リットル1.2リットル2.8リットル
連続燃焼時間約1.5時間約4時間約8時間
沸騰時間
(水1㍑)
夏:約2分・冬:約4分
画像出典:武井バーナー製造(株)

あると便利なオプションについて

公式HPに掲載されているパープルストーブのオプションは昔と違って、少なくなっていました。

てんと君

Amazonで調べたけどオプションもだいぶ少なくなっていたな~!
昔はごついポンピング用の専用のポンプや専用ケースもあったんですよ。
興味のある方は、ググったら情報が得られるかもしれませんね。

たき火ちゃん

てんと君が愛用している501A専用の五徳セットも、どこにも掲載されてなかったよ!

てんと君

501Aセットのまま使える五徳セットね!最近あんまり使ってないけどね。
同じように使える汎用品のアイアン製のカッコいい五徳もAmazonで販売されてるから、ここ10年くらいで手に入れた人達は、そっち使ってる人多いきがするよ。

※価格は武井バーナ製造(株)でご確認ください

五 徳フレーム用風防ヒーター用スパナ
真鍮製ステンレス製ヒーターF板のナットを
 外すためのスパナ
コッヘルも乗ります118φ×25mm(101、301、501共通)
簡単な炎の風よけ
画像出典:武井バーナー製造(株)
筆者愛用の武井おあーぷるストーブ501A
筆者撮影

簡単な調理をしたりお湯を沸かすくらいなら上の画像のように真鍮製の五徳を501Aに直接乗せて使ったりもしています。

公式HP非掲載の便利なオプションでは、ポンピングを楽にする空気入れとパープルストーブをつなぐ接続金具というのもAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングで販売されています。

たき火ちゃん

てんと君が何故か2個もってるやつでしょ(笑)

てんと君

持ってないと思って買ったら、何処からかもう1つ出てきてショック!

武井パープルストーブ501Aのメリット・デメリット

筆者の武井パープルストーブ501Aとパップテントでのキャンプ風景
筆者撮撮影
メリットデメリット
灯油を使用するためコスパがいい
小さいボディながら強火力、高熱量
レトロで無骨なデザイン
コンパクトで軽量
加圧式なので標高が高くても安心して使える
着火や火力調整がやや面倒
長年使用して感じているメリットとデメリット

メリット

武井パープルストーブ501Aを長年使用して感じているメリットは次の通りです。

灯油を使用するためコスパがいい

灯油は、ホワイトガソリンやガスよりも安価で手に入りやすい燃料です。

コストが安く抑えられるため、経済的にも優しいです。

また、灯油は安全で扱いやすい燃料でもあります。

ホワイトガソリンやガスに比べて揮発性が低く、漏れや炎上のリスクが少ないです。

灯油は、市販の灯油缶や灯油ポンプで簡単に補給できます。

小さいボディながら強火力かつ高熱量

武井パープルストーブ501Aは、コンパクトなサイズながら、高い発熱量を発揮します。

最大出力は5,000kcal/hで、炎が紫色になるのは熱量が非常に高い証拠です。

熱量が高いということは、圧倒的に暖かいということです。

冬キャンプで強い味方になってくれること間違いなしです。

風が強い日も安定した火力を維持できるのも魅力です。

また、水1リットルを約4分で沸騰させることができるので、野外の時短調理にも向いています。

レトロで無骨なデザイン

武井パープルストーブ501Aは、真鍮製のタンクと鉄製のボディで構成されており、レトロで無骨なデザインが特徴です。

アウトドアらしい武骨さと温かみが感じられるデザインは、多くのキャンパーから熱い支持を集めています。

真鍮製のタンクは使い込むと味のあるくすみが生まれ、年を重ねるごとに風合いが増していきます。

ヒーターのガラス部分も、炎の揺らぎが美しく見えるように工夫されています。

武井パープルストーブ501Aは、見た目だけでなく、使い心地も素晴らしいストーブです。

コンパクトで軽量

武井パープルストーブ501Aは、コンパクトなサイズで重量は約2.5kgあります。

この重量は、他のキャンプ用のコンパクトストーブと比べても半分くらいです。

そのため、持ち運びや設置には場所を取りません。

加圧式なので標高が高くても安心して使える

一般的なキャンプ用コンパクトストーブ(アルパカなど)だと標高1,000mくらいで使用すると不安定になります。

武井パープルストーブ501Aは、加圧式なので標高が高くても安定して使えます。

てんと君の知っている限りだと、1,000m以上で安定して使用出来る、キャンプ用コンパクトストーブは、フジカハイペットくらいのような気がします。

デメリット

武井パープルストーブ501Aを長年使用して感じているデメリットは次の通りです。

着火や火力調整がやや面倒

武井パープルストーブ501Aは、灯油式ストーブなので、着火や火力調整には少し手間がかかります。

着火するには、まず予熱器でプレヒートを行い、バーナーを温めてから点火します。

プレヒートの時間は、気温や風の状況によって異なりますが、一般的には夏は約2分、冬は約4分~8分程度です。

プレヒートが不十分だと、炎上や煤の発生などのトラブルが起こる可能性があります。

たき火ちゃん

てんと君はせっかちなので、たまに炎上させて、慌ててます。笑

火力調整は、タンクの圧力をポンピングで調整することで行います。

ポンピングは、タンクの蓋についているレバーを上下に動かします。

ポンピングを多くすると火力が強くなり、少なくすると火力が弱くなります。

火力調整には慣れが必要で、最適なポンピングの回数やタイミングを見極めることが重要です。

ポンピングを楽にするプチカスタムとしてポンピング金具一式を空気入れと接続する金具に交換する方法もあります。

ポンピングを時短する超便利なアイテムなので、激押しです。ポンピング金具一式を外して、接続金具をねじ込んで取り付ければすぐ使えます。

武井バーナー 接続金具501 T-60
501A用ポンプ接続金具
筆者撮影
501Aとパナレーサーの接続
筆者撮影

こんな感じで、私達はパナレーサーという携帯用空気入れを接続してポンピングを時短しています。

ポンピングのプチカスタムは他の火器アイテムにも使えるのがあります。詳しくは下記の記事を合わせてお読みください。

武井パープルストーブ501Aの各部の名称

※ 部位名称の吹き出しを選ぶと、イラスト箇所が赤く表示されます。

武井パープルストーブ501Aの使い方

武井パープルストーブ501Aの使い方は、以下のようになります。

STEP
使用前の準備
穴が開いている方が内ホヤ
内ホヤと外ホヤをの順番に装着
ヒーター上部一式

※上記画像3つ出典:武井バーナー製造(株)

内ホヤ、外ホヤをフレームプレートに装着するということです。

これを装着しないと正常に燃焼しませんので忘れないようにしてください。

内ホヤ、外ホヤを装着した後、ヒーター上部一式を乗せて、側面の3本のバネで固定した状態にすれば予熱前の準備が完了です。

ヒーター金具一式を乗せてタンクとヒーターを3本のバネで固定して501Aセットの状態にすれば予熱準備完了
筆者撮影

ストーブの上には、ヒーターを取り付けることができます。

ヒーターは、ガラス製の筒状の部品で、ストーブ本体の上に差し込むだけで簡単に取り付けられます。

ヒーター金具一式を乗せてタンクとヒーターを3本のバネで固定して501Aセットの状態にすれば予熱準備完了。

ヒーターを取り付けると、ストーブは暖房器具として使えます。

ヒーターのガラスは、雨や雪にふれても割れにくいつくりになっていますが、取り扱いには注意してください。

STEP
燃料タンクに灯油を入れる
501A注油キャップのアップ
筆者撮影
ジョウゴを使用して501Aに注油
筆者撮影

まず、注油キャップを開けてタンクに灯油を入れます。

灯油は、市販の灯油缶や灯油ポンプで簡単に補給できます。

ジョウゴをさして入れると楽に入れられます。

灯油の量はおおよそで8分目から9分目になるように入れます。

残りの空間は加圧した空気の入るスペースになるので10分目まで灯油は入れないでください。

燃料タンクの容量は2.8リットルで、満タン(8分目~9分目)にすると約8時間使用できます。

燃料タンクに灯油を入れるときは、タンクの蓋をしっかり閉めて、漏れやこぼれがないように注意してください。注油キャップの上についているエアー抜きもしっかり閉めます。

STEP
加圧をする
501Aの圧力ゲージ
筆者撮影

加圧前の確認として、注油キャップ、エア抜き、エアー調節のボルト、調整ハンドルがしっかりと閉まっていることを確認します。

加圧前の確認がしっかりと出来たら、平らで安定したところにストーブを置き、ポンプを上下に動かして加圧をします。

ポンピングの目安は301Aの場合はポンプで40~50回位、501Aの場合は圧力計の目盛で0.15位になるまで空気を入れます。

ポンプ接続金具のキャップを外す
筆者撮影
ポンプ接続金具にパナレーサーを切臆し加圧
筆者撮影

私たちの場合はポンプ金具一式を、空気入れに接続出来る金具に交換しているので、接続金具についているキャップを外して、空気入れと接続し空気入れでポンピングしているのであっという間に加圧が完了します。

加圧完了後は必ずどこからも灯油が漏れていないのを確かめてください。

STEP
予熱ををする
予熱器バルブ部分
筆者撮影

灯油バーナーはとにかく予熱が大事です。武井パープルストーブを上手に点火する最大のポイントです。

加圧が完了したら、予熱器のボルトを開け、霧状の燃料が出たら、予熱器の小さい穴の部分から火をつけてバーナー部分を暖めます。

これが予熱です。

このときマッチなどで点火しようとすると霧の勢いでマッチの火が消えてしまう場合があるので、SOTOのスライドトーチなどでの点火をおすすめします。

私たちの場合、予熱の時間は暖かい時は3~5分、冬場で4~8分ほどで行っています。

予熱時間は長めにとった方が上手く点火できます。

予熱中は空気と灯油を混合して霧状にして出しているので、空気をどんどん使います。

予熱器の炎が弱くなったらポンプで空気を予熱中も随時入れてください。

※この説明は301Aと501Aの場合の予熱方法なので、101Cの場合は、下記の「余熱をプレヒート皿で行う」参照願います。

「余熱をプレヒート皿で行う」101Cの場合

こちらの場合もしっかりと予熱する事が上手に点火するコツです。

101Cの場合、予熱はプレヒート皿で行います。

プレヒート皿の予熱の場合は、燃料用アルコールを皿にぐるっと入れて火をつけて、バーナーを暖めます。

このときのポンプ加圧の圧力は、予熱器の場合と違って、ほんの少しだけ入れて始めてください。

燃料用アルコールが燃え尽きたぐらいで、外ホヤの四列に穴が空いているところに、SOTOのスライドトーチなどで火を近づけて、調整ハンドルを開けて点火してください。

もし予熱が出来ていなくて、生の炎になったら、ハンドルをすぐ閉めて、もう少し燃料用アルコールを入れて予熱をしてください。

予熱が出来ていたら、炎の具合を見ながら除々にポンプで加圧し、炎を強くして使用してください。

STEP
点火
調節ハンドルの取り付け部分
筆者撮影
調節ハンドルを取り付けハンドルを開ける
筆者撮影

予熱作業が充分に行われていた場合は、調整ハンドルを開くとすぐに点火します。

点火したらすぐに予熱器は止めてください。

最大火力はハンドルを開けてすぐの所です。

そのまま回すと内臓の掃除針が上がってくるので、火は弱くなります。

常にハンドルは最大火力の所で使用してください。

予熱作業が不充分な場合は、調整ハンドルを開くと、ススだらけの生の灯油の炎が、50~60cm以上の高さで燃え上がります。

俗にいう炎上です。そのときはすぐ調整ハンドルを閉めて、予熱作業をもう少し行ってください。

何回か続けて失敗したときや寒いときは、プレヒート皿に灯油がたまって火が着くときがあります。

そのときは、プレヒート皿にたまった灯油が、燃えてなくなるのを待ってください。

灯油が燃えているとき、ススがたくさん出て、ガラスのホヤが黒くなりますが、予熱完了後に、正常にバーナー燃焼をすれば、除々にススが燃えてほとんどなくなります。

STEP
消火
調節ハンドルを閉める
筆者撮影
冷めたらエア向きバルブを開けてタンク内のエアーを抜く
筆者撮影

調整ハンドルを閉めます。

火が消えたら、エアー抜きを開いて、中に入っている圧力のかかった空気を抜いてください。持ち運ぶ場合は、安全のため少し冷まして、持てるようになってから持ち運んでください。

STEP
燃料を抜く

ストーブの火が消えたら、ストーブを冷ましてから、燃料タンクの灯油を抜いてください。灯油を抜くときは、タンクの蓋を開けて、注ぎ口から灯油を抜きます。

灯油を抜いたら、タンクの蓋を閉めて、ストーブを保管する準備をします。

保管について

アイリスオーヤマのアルミケースAM-45T
筆者撮影
アイリスオーヤマのアルミケースAM-45Tに501Aがピッタリと入っている
筆者撮影

アイリスオーヤマのアルミケースAM-45Tがシンデレラフィットします。

ホームセンターで買ってきてハンドルの位置を横の部分に移し替えて使用しています。

まとめ

筆者愛用品の武井バーナー501AとペトロマックスHK500
筆者撮影

長年使用してみて、武井パープルストーブ501Aは、灯油を燃料とするコンパクトで高火力なストーブで、冬キャンプの相棒として大活躍してくれて、とても気に入ってます。

レトロで無骨なデザインも魅力的です。

実際、着火や火力調整がやや面倒だったりする、チョットじゃじゃ馬的なデメリットもありますが、それらを上回るメリットがたくさんあります。

そんな武井パープルストーブの魅力に魅了されているキャンパーさんは多いのではないでしょうか?

私達も武井パープルストーブの魅力に魅了されているキャンパーの一組です。

皆様も是非、武井パープルストーブ501Aを使って、冬キャンプを楽しんでみませんか?

灯油関連の火器もご紹介してますので、合わせてお読みください。

世界一有名な灯油の加圧式ランタンです。多くのキャンパーさん達に支持されてるギアです。

灯油が使えるハリケーンランタンの中では一番明るいと言われています。雰囲気重視の方には絶対おすすめです!

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この記事を書いた人

▼出身:仙台 ▼拠点:東京⇔那須【2018年9月~デュアルライフ】
▼職 業:ハイらぼ管理人・主婦 
▼相方:てんと君【キャンプ歴約35年】会社員・お小遣いキャンパー
▼キャンプブログ「ハイらぼ」について
 ●月間 PV数:約12万PV(開設後約6か月目の実績)
 ●2023年 9月:「ハイらぼ」開設・記事初投稿
      10月:Xアカウント開設
 ●2024年 2月:ソトシル公式メディア提携
     3月:Xフォロワー2,000人突破

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